●193 新年 しんねん 〇こぞをばへだつるひとよのほどに

 表題:新年
 読み:しんねん

 収録:(A)球溪歌集「四季」 犬童信蔵著 音樂教育書出版協會 1936(S.11).11 ◎[A3-1],Copy=[Ka1]

 記譜:単声(伴奏付き) 変ホ長調 4/4

 インチピット:ソ|ドソミラ|ソミドド

 曲:Hermann Gilbert
 詞:犬童球渓 ※1912(M.45)作詞

 ※樂歌集あり(11)


[詞] ※「四季」より

1.去年(こぞ)をば隔つる一夜(ひとよ)の程に
  明け行(ゆ)く朝(あした)は萬物(ものみな)あらた
  初日の光は曇もあらで
  四海(しかい)の涯(はて)まで普(あまね)く照す

2.數増す同胞(はらから)榮(さか)ゆく御國(みくに)
  日本の威名(ゐめい)は益(ますます)高し
  さはあれ現世(このよ)は浪風あらく
  迎ふる年々しげからむ

3.み空仰げば瑞雲(ずゐうん)なびき
  見渡す山河(さんか)も靈氣(れいき)に満ちぬ
  兄弟(あにおと)同胞(はらから)老いたる若き
  清新(あらた)の希望(のぞみ)をこころに秘めよ


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